2009年2月23日月曜日

上手、下手って、なんぞや

たまにいるんですよね〜、「楽器がうまくなりたい」のに、「うまい」という内容、レベルを自分でわかって(想像して?)ない方。「どうなりたいか」ってかなり重要なことだと思うんだけど。
ま、どういうスタンスでやっていようと、それは個人の自由ですからね・・・。

ただ、それが自分と同じパートにいると、ちょいと困る。
昔、さんざん電話してきて愚痴ったあげく、「あなたはいいよね、みんなにうまいって言われてて」とか返事に困るようなことを言ってきた人。
私から見ると、教則本の練習曲も漠然とやっているようにしか見えなかった。先生についてる、と言ってたけど・・・。

「どこを」うまくしたいのか、がわからない。
発音?音色?運指?
きっとそういう人は「全部!」と答えるような気がする。
でも、それならそれで、全部いっぺんにうまくなろう、なんて考え方はやめたほうがいいんじゃないだろうか。


ロングトーンひとつでも、発音の仕方、音の切り方、音色、音をまっすぐ伸ばすこと、、、
気にしながらやるべき内容はたくさんあるはずなのだ。
漠然と伸ばしてるだけの「ロングトーン」、ではなかなか上達しないだろう。
中音域だけでなく、自分の苦手な音域でもやってみるのも何かつかめるかもしれない。

ロングトーンがつまらないときには、練習曲の中から適当なものを選んで、同じような内容を気にしながらやっていく。私の場合、発音重視なら他のことは無視!(^^;でも、納得いくまでやる。だから、日によってやり直すポイントが違う。端から見ると「今日はてきとーだなぁ」とか言われかねないが、自分のことは自分しかわからないし。特に、唇の状態とか、ね。



なんかね、良い指導者に魔法かけてもらってうまくなりたい、かのような人もいるんだよねー。
まるで魔法使いのように、ポイントを押さえて教えてくれる人もいるにはいるけど、ある人にとって「魔法使い」でも、自分にとってそうなのかどうかは、また、別。
自分の音を客観的にみることが出来ないと、個人練習も本当の意味で「できない」と思うけど、・・・厳しすぎかな?


ま、ほんと、個人の自由なんだけど。
相談されても答えにくいことであり、何より、やたらと「しんどい」曲を押し付けられたりするのが嫌なんです;p

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