2008年4月29日火曜日

もうひとつの

新たに付き合うことになった「持病」は変形性股関節症。
結婚後にわかった。

もっとも、今まで診察を受けた先生方にこの病名を告げられたことはない。
リハビリの計画書の控えを受け取ったら、はっきりと書いてあった。

もともと「臼蓋形成不全」らしい。骨盤の形が悪く、大腿骨が収まっているはずの臼蓋(へこみ?)が浅い。大腿骨の頭にかぶさっているはずの部分、屋根の張り出しが少ないため、骨によってしっかりと支えていられない。

若い頃は筋力によって支えるのだが、年齢とともに筋力が弱ると体を支える部分に負担がかかってくる。そうすると、間にある軟骨がつぶれて(すり減って)、いずれ骨自体も変形してしまうのだ。

私の場合、足首をひどく捻挫したことからわかった。
治るまでの間、足をかばっていると筋力が弱る。
捻挫が治った後に、今度は股関節が痛くなった、というわけだ。

私の骨盤の形はとても悪い。
すぐに手術をすすめられた。痛みはそれほどでもないのにすすめるというのは、状態が悪くなるのが目に見えているからだ。

幸いにもリハビリのトレーナーに恵まれ、手術をすることなく4年が過ぎた。
はじめの頃、自分でも笑ってしまうくらい筋力がなかった。
今はかなり改善したが、それでも階段を上るのに多少不自由さ(危うさ)を感じる。

杖はついていないので、誰もわからないだろう。
だから普通に道でぶつかられたりすると(どうして最近の人たちは避けようとしてくれないのか?自分だけ避けてもぶつかってくるのは何故なんだ?)、結構危ないこともある。

お婆ちゃんたちは、足が不自由なのは自分たちの年代だけだと思っているだろう。
どうしても痛みで避けづらかったときに、睨みつけられたこともある。

それでも、自分の足で歩き続けられることのほうがいい。
自分がいたわればいいのである。

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