2008年10月4日土曜日

道でぶつかったら謝ろう。

先日、五反田の交差点で、足払いを食った。
踏み出した、というか宙に浮いた私の右足を蹴り払って行った、中年の女性がいた。

私は左股関節の状態が悪いため、バランスを崩しやすい。もちろん、杖もなく歩いている私に謝れ、というつもりはない。さすがにそういう人にはしないだろうし、見てわかる状態ではない自分に気遣いを求めるつもりは毛頭ない。

だが、明らかに「私の足を蹴った」わけである。
私の状態がどうであれ、「すみません」の一言があってしかるべし、ではないか。

最近、道で、あるいは店内で、ぶつかっても(ぶつけても)無視して行ってしまう人が増えた。
また、歩道いっぱいに広がって歩いて、向こうから歩いてくる人、後ろから来る急いでいる人などを気にしない人も増えたような気がする。

以前は親がしつける言葉をよく耳にしたものだ。
先日も親子2組が広がって歩いていた。道にはその集団と私のみ。子供は私が避けて当たり前のように、ずんずん向かってくる。
仕方ないので、電柱の陰で避けてあげたが、親はおしゃべりに夢中で気づかない。


私の偏見かもしれないが、普段から周囲に対して気遣いをしながら暮らしているならば、気づくようなことなのではないかな、と思う。

かくいう私も、周囲に対して攻撃的な時期もあった。しかし、ある時道を譲った私に、自転車のおばさんが「すみません」と謝ってくれたのだ。それで、「もう少し周りに優しくしよう」と思った。自分が攻撃的にしていると、それが自分に返ってくるような気もしてきた。


だから、自分が他人にぶつかってしまったとき、邪魔してしまったとき、「すみません」「ごめんなさい」と言うようにしている。まれに、相手も言ってくださる。そんなとき、ちょっと嬉しい。

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